今日の日記
2001年5月11日嫌だよ
嫌だよ
嫌だよ
嫌だよ
嫌だよ
嫌だよ
あたしの事
嫌いにならないで
嫌いにならないで
あたしから
去ってかないで
去ってかないで
せめてあたしの事
忘れないで
忘れないで
忘れないで
もうあたしを
空へ還して
空へ還して
空へ還して
空へ還して
空へ還して
二度と
振り向く事ができない
あの場所へ
連れて行って
連れて行ってよ
ねえ…
ねえ…
あたしのいない世界って
楽しい?
嬉しい?
心地いい?
夢見れる?
笑える?
幸せ?
ねえ…
ねえ…
あたしのいない世界って
どんなとこ?
今日の日記
2001年5月9日光はどこにあるの?
道はどこまで続くの?
永遠はあるの?
絶望はどこに捨てればいいの?
孤独を投げ出してもいいの?
悲しみは誰が拾ってくれるの?
私はどこに向かいたいの?
分からない事が多すぎて…
私は立ち尽くしたままで…
今日の日記
2001年5月5日死ぬとはどういう事?
だって
私は生きてるし
生かされて
殺されないし
でも
この世は地獄だし
人間は
自分のためにしか
生きられない動物だし
私は
人間だし
私は
人間なのに
息をする事しか許されないし
何もかも
ヒトのせいにして
自分を守る事しかできないし
真っ赤な血を見たら
安心するし
でも
私は真っ黒だし
死にたいくせに
上ばかり見てるし
実際
死ぬなんて想像できないし
自分が消えるとは
どういう事か分からないし
でも多分
消える事は
救われる事。
でも救われる日が来るのは
とても遠いような気がして……
今日の日記
2001年5月3日私の光は
中途半端に灰色で
白にも黒にもならない
白い光を探しても
見つからないのに
黒い光は嫌だと叫ぶ
永遠に灰色の世界から
抜け出せない?
神様を
信じる事さえ許されない?
輝く景色たちはもう見れない?
永遠に孤独の闇に閉じこもったまま
息をし続けるのだろうか
誰かに見つけて欲しくて
震えているのに。
今日の日記
2001年5月2日置き去りになんかしないで
殺されたほうがマシ
置き去りになんかしないで
死んだほうがマシ
心だけ残して
笑ってどこかに
消えないで
消えないで
消えないで
私を置いてかないで
置き去りになんかしないで
殺されたほうがマシ
ねえ
私
あなたがいないとダメなのに
心だけ残して
消えたりしないで
私を置き去りにして
生きたりしないで
今日の日記
2001年5月1日私のいる場所は
光も届かないらしい
手を差し伸べても
くれないらしい
私が壊れても
ただ黙って
見ているだけらしい
みんな
私を笑っているの?
この無様な姿を
みんな
私を哀れんでいるの?
この惨めな姿を
みんなみんな
私から離れていくの?
今日の日記
2001年4月30日暗闇の中に浮かぶ
温かい優しい光
その光さえも見つけられない
その暗闇でさえ私に見方しない
だから見る事を諦めて
探す事を諦めて
朝が来ないようにと
神様にお祈りして
その光が
暗闇を照らしてくれないなら
もう
朝が来る意味はないと
うなだれて
でも
息をしてるから
朝は来るから
朝は来てしまうから
神様に
お祈りしないと
どうか…私を見つけて下さい…。
今日の日記
2001年4月28日いつからだったか
人の心の裏の裏まで
知りたいと思うようになったのは
いつからだったか
人の心なんて
分からないほうがいいと気付いたのは
いつからだったか
人に救いを求めたいと思ったのは
いつからだったか
人の救いを振り払ったのは
いつからだったか
孤独を感じたのは
いつからだったか
暗闇に心を閉ざしたのは
いつからだったか
寂しさを知ったのは
いつなのだろうか
光を探し始めるのは…
今日の日記
2001年4月27日目の前にある
壁は
とても高くて
飛び越えられない
その壁を
飛び越えて
向こう側の景色を
見たくても
その方法が
分からない
そうして
その方法を
探す事すらしなくなった
真っ赤な流血の中で
向こう側の景色を
見たような
顔をして
何もかもが
真っ暗な暗闇に
溶け込んだような
顔をして
でも本当は
あの高い壁の上から
キラキラの世界を
見たくて
見たくて
見たくて
そろそろ
もがいてみても
いいのかもしれない
今日の日記
2001年4月26日遥か彼方に見える
あの光さえも
私には
届かない
眩い光さえも
今はもう
暗闇にしか
見えない
幻想や空想に
体をまかせて
息をしている私
現実は
あまりに痛くて
目をそらしたい
いつか
私は
ただ息をしてるだけでなく
ただ生きられるだろうか
その時が来るのは
あまりに
遠いような気がして
その時が来るまで
待てるのだろうか
それすらも
分かりはしない
それでも
まだ
光を求めたいから
今日も
幻の世界で
息をする私
今日の日記
2001年4月25日あたしが
あたしの腕を切る
あたしが
あたしの首を絞める
あたしが
自分で高所から飛び降りる
あたしが
あたしに銃を撃つ
あたしが
自分で電車に飛び込む
あたしが
あたしの睡眠薬を大量に飲む
血がダラダラと滴る
顔がグチャグチャになる
体と顔が引き千切られる
顔から血の気が引いていく
あたしが安らかになる。
…ただの妄想。
今日の日記
2001年4月24日死にたい
今はそれしか考えられない
死んでしまいたい
何もかもから解放されたい
そして
死ぬことは
私があの人にできる
最後の抵抗だから
精一杯の抵抗。
私は
あなたがいないと
ただ
普通に
生きてく事も
できないんだよ
…知ってるくせに。
置き去りにされた
あたしは
もう
死への
妄想しか
残されてない
死ねもしないくせに。
今日の日記
2001年4月22日痛い
痛い
痛い
痛い
心が
痛い
痛い
痛い
自分では
どうしようもない
どうしようもない
痛い
いつまで
痛さを
引きずるの?
もう過去には
戻れない
でも
前にも
進みたくない
この
痛み
誰にぶつければ
いいの?
この
痛み
どうすればいいの?
ずっと
痛いままなの?
夢さえ
見せては
くれないの?
私は
これから
どこに
向かうの?
いつまで
立ち止まるの?
痛い
痛い
痛い。
誰にも
癒されないくせに
誰かの
温もりを
探してしまう
バカな自分。
今日の日記
2001年4月21日酷く
哀しい夢を見た
酷く
頼りなくて
酷く
寂しくて
酷く
現実的で
酷く
孤独だった
神様は
私を
夢の中でさえ
許してはくれないらしい
私が
何をしたというの?
愛し
愛されたいと
願っただけなのに
心から
笑えるようにと
願っただけなのに
今日の日記
2001年4月20日どうせなら
もっと暗闇の奥深くに
突き落として欲しかった
もう二度と
這い上がれないように
もう二度と
眠りから覚めたりしないように
中途半端に
置き去りになんて
しないで欲しかった
今日の日記
2001年4月19日手首を切る。
真っ赤な血が流れる。
傷口がじんじんと痛む。
唯一
安らいだと錯覚する時間。
唯一
自由になったと錯覚する時間。
唯一
癒されたと錯覚する時間。
その
一瞬の錯覚だけのために
今日もまた
手首を
切り刻む。